- 出版社/メーカー: マーベラスインタラクティブ
- 発売日: 2005/06/30
- メディア: Video Game
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- 発売日: 2005/09/22
- メディア: コミック
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http://circus.nandemo.gr.jp/common/maihime_top/maihime.html
PS2でゲームとして売り出されると言う話は、その開発に携わっている友人から聞いて知っていたのですが、いつの間にか忘れて買わずにいました。
理由の一つには「前半のホンワカした学園ラブコメパートと後半の熾烈なバトル部分の落差が激しい」とその友人から聞いていたので、予約を躊躇っている内に時が過ぎてしまった、というのがあったように思います。
しかし、今日立ち寄った本屋で偶然舞-Himeのガイドブックが平積みになって売られているのを見かけ「ああ、そういえばあのゲーム買うの忘れてた」と思い出し、ガイドブックとゲームを併せて購入しました。
ゲームの前にガイドブックを観てしまってはネタバレなので、まずはゲームを起動し気の向くままにやってみました。
アニメと単行本の舞-Himeでは、ベースになる背景は同じでも細かい物語や結末は違いましたが、ゲームオリジナルのヒロインも居て、プレイヤーも登場人物の一人になる関係上、お話はかなり変わっていました。舞-Himeの世界観はシッカリ再現されていましたし、日常のいろいろなエピソードも面白かったです。
前半パートの選択肢は適当に選んで話を進めて行ったら、学園が夏休みに入ったところでブッツリとタイトル画面に戻されて驚きました。何の脈絡も無い感じで話が途切れたので最初はバグかと思いました。
そこでガイドブックをチラッと見たら、どうやも、前半のラブコメパートで特定のヒロインを追っかけて話を進めていかないと、後半のバトルパートに進めないようです。まぁ、そんなもんでしょうけど、それにしても、あの話の途切れ方は勘弁して欲しいです。
気を取り直して最初からやり直します。ここから先はネタバレ度が高いので隠し。
舞-Himeといえば、やっぱりヒロインは舞衣でしょう。前半パートの選択肢で舞衣の居るところを追いかけて、お話を進めます。舞衣の病弱な弟、巧海君もお話に絡んできます。
舞衣ルートは巧海君をメインにお話が進みます。アニメ版と違って男装忍者娘は出てきませんし、プレイヤーもゲームの登場人物になる関係上、盾も出てきません。ちょうど盾のポジション(役周り)をプレイヤーが少し設定を変えてやってる感じです。
舞衣を追っかけ回した甲斐があって、舞衣ルートの後半、バトルパートに突入できました。ここで巧海君が感動的にお亡くなり。
とある理由で死にかけた巧海君を海まで連れて行って海を見て満足した巧海君が昇天するのですが、なんと、この感動的なシーンは全て風景画(背景)の上に文字とセリフが表示されるだけお話が進みます。まるでラジオドラマ。マトモな絵は実質一枚だけ、巧海君が舞衣ちゃんの腕の中で事切れるシーンしかないのです。
「演出」と言えばそれまでですが、折角のハイライトなのだから、もう少し背景じゃない絵も観たかった気分です。
最後も舞衣らしい理由でその身を捧げて世界を救う、というお話になるのは良いのですがエピローグのエピソードが微妙。。。本当にこの選択肢で舞衣ルートは正しく終わったのか、とても不安になる終わり方でした。
そこで、ガイドブックをみて見たのですが、自分の選択肢に特に問題は無かったようで。だとすると、あのお話で舞衣ルートは終わりだったのですね。
あとで、ゲームプロデューサーの談話みたいなコラムをガイドブックで見つけたのですが、それによると「ハッピーエンドにしない」が、このゲームのコンセプトの一つだそうで。。。
はぁぁ、あまりそういうのは私の好みじゃないんですけど。まぁ、プロデューサーが既存ゲームに無い新しい方向性を打ち出そうと頑張っているんだろう、ってことで納得です。
しかし、後半パートが悲惨で悲壮なのに、その結末がどれもハッピーエンド無し、だと知ってしまうと、他のヒロインでもう一度やる気がかなりダウンするよなぁ。