窓の外は台風も過ぎ去って穏かな秋の日差しです。過ごしやすい季節になりました。早くバイクを買って乗り回したいですね。昨日お邪魔したバイク屋さんは今日は定休日だから明日、どのバイクにするかお返事に行こうと思います。カウル付きのバイクにするか、ネイキッド（カウルなし）にするかまだ迷ってるんですけど、今はとにかく何でも良いからとにかくバイクに乗りたい。そんな感じです。
ウチには昔母親が乗っていた50ccのスクーターがあります。自転車では少し距離のある所で、車で行くほどでもない場合に使っています。このスクーターは私が中学生か高校生の頃に母が買い物の足として買ったものですから、かれこれもう20年くらいは経っている非常に古いスクーターです。母も身体が衰えて、車やスクーターは危ないから運転したくない、と数年前に私に譲ってくれました。
古参スクーターですのでさすがにエンジンが温まっていないときはセルスターターではエンジンが掛かりません。１０回程度（調子が悪い日は３０回程度）キックスタートになるんですが、一旦エンジンが掛かってしまえば好調そのものです。
時々減ったオイルを継ぎ足す*1とか、タイヤに空気を入れる位のメンテナンスしかしていませんし、屋根の無い所に雨ざらしで置いてあるので、シートの陰にはコケまで生えていたりしますが、それでも私の貴重な足のひとつです。
今のところ、このスクーターを手放す予定は無いので新しくバイクを買うと、そのスクーターを置いてある場所に並べて置くことになるのですが、一つ問題があります。実は、スクーター置き場は道路から膝一つ（５０〜６０cm）高いところにあって、道路に出るにはコンクリート製の階段を降りないといけません。
これまで、スクーターを道路に出す時は余っている側溝の鉄板を階段に渡していました。鉄板で作った坂道はとても急斜面なので、角でスクーターの「お腹」を擦ってしまいます。結構重いスクーターの後輪を持ち上げながら坂を降ろします。
道路から置き場に戻す時さらに大変で、スクーターから降りて、エンジンを掛けたまま側溝の坂道を登らせます。エンジンを吹かしすぎればウィリーしてしまいますし、足りなければ急斜面の途中で止まった重たいスクーターを押して持ち上げる事になります。そして、また「お腹」を擦らないように持ち上げながら登りきるわけです。
今は、まだ頑張れば持ち上げられる重さのスクーターですから出来ますが、これと同じ事を自重１００kgを超えるバイクでやるのはさすがに危険です。と言うか多分無理です。
さて、どうしたものでしょう。バイク屋さんに停めてあったバイク運搬用トラックの荷台に、その答えを見つけました。以下は、先日のバイク屋巡りをした日のことです。
建設資材も売っている巨大なホームセンターへ行って、「アルミブリッジ」を買ってきました。
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このメーカーのだったか忘れましたが、ちょうどこんな感じのやつです。耐加重500kg、２本１組で9800円でした。これならバイクで乗っても頑丈そうです。ブリッジとは
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こんな感じに、トラックの荷台から小型車両を積み下ろしする時に使うものです。バイクですからブリッジ一本あれば足りるのですが、バラ売りはないようです。まあ２本並べて置けば、コケそうになった時の足場になりそうですから、二本組みで買いましょう。
早速階段にブリッジを渡してみました。坂の斜面が鉄板の半分くらいに緩やかになりました。これならスクーターに乗ったまま坂を下っても「お腹」を擦りません。スクーターに乗ったまま坂を登ってみたところ、さすがにかなりエンジンを吹かさないと進みませんが、それでもちゃんと登れました。ただ、坂を登りきったところで後輪タイヤがブリッジを後ろに蹴りだしてしまい、ブリッジが階段から外れて落ちました。「ガランガラン」と大きな音を立ててしまいました。近所迷惑ですね。
ブリッジの先端を階段の角ギリギリに掛けたのが失敗だったようです。今度はしっかりと深く掛けて再挑戦。問題なく昇り降りできることを確かめました。
これでバイク置き場の問題も解決しました。ブリッジは180cmも長さがあって側溝の鉄板より大きくて嵩張りますが、重さは同じ位に感じました。ブリッジをそのまま外に置いておくと近所の子供が悪戯でもして怪我をされると困りますので、使わないときは車に積んでおこうと思います。幸い、私の車はワンボックスタイプなので物置代わりにするには困りません。
ブリッジを買う前に、駐車場をもう１つ借りようかと思っていて不動産屋さんに問い合わせたのですが、近所で空いている駐車場が一箇所しかありませんでした。距離的には３軒隣だったので問題ないのですが、そこは駐車料が月6000円もするそうで「また今度ヨロシク」と諦めました。今借りている所が月3000円ですから、ちょっと手が出ません。バイクの出し入れに少し手間を掛けるだけで月6000円浮いていると思うことにしましょう。予想よりも値の張ったブリッジ代9800円も6000円の駐車場を借り続けるのに比べれば安いものです。
*1:２ストエンジンなのでオイルは燃料と一緒に燃えて減っていく。オイル交換の手間は無いがオイル切れを起こし易く、当然オイルが切れればエンジンが焼きついて壊れます。
